Ramdisk on FreeBSD

以前 UbuntuRamdisk を使う記事を書いた。

Firefox + RAMディスクで高速化 - SEにはなりたくない情報系の大学生

今度は FreeBSD でもやってみる。

とりあえず /tmp をRAMディスクに置いてみる

/etc/fstab に以下を追記。

md  /tmp  mfs  rw,-s1g  2  0

通常 /etc/fstab では 各行の先頭に /dev/ad4s1d とかデバイスを書くんだけど、
RAMディスクの場合は md とする。

mfs はRAMの一部を記憶領域として使用するメモリファイルシステムのことを表す。

-s で確保する容量を指定。ここでは 1GigaByte にしてみた。

これで /tmp がRAMディスクに置かれるようになった。

Firefox のキャッシュを /tmp にする

/tmp がRAMディスクに置かれたので、後は前の記事と同じ手順。

Firefoxを起動し、アドレスバーに以下を入力する。

about:config

「細心の注意を払って使用する」ボタンを押す。

適当なところで右クリックして、
「新規作成」→「文字列」
を選択。
「設定名を入力してください」と表示されるので、
「browser.cache.disk.parent_directory」
と入力し、値に
「/tmp」
とする。

これでFirefoxのキャッシュをRAMディスクに設定できた。

Ports の作業ディレクトリを /tmp にして高速化

これも一応やってみた。


Ports の作業ディレクトリは /etc/make.conf で指定する。
設定ファイル make.conf はシステムで実行するすべてのmakeに渡される引数を記述するファイル。
以下を追記。

DISTDIR=/tmp

これだけ。
試しに vim をインストールしてみたけど10分くらいで終わった。
多分速くなったはず。

今回のまとめ

  • /tmp をRAMディスクにした。
  • FireFox のキャッシュを /tmp (RAMディスク)にした。
  • Ports の作業ディレクトリを /tmp (RAMディスク)にした。


参考:

FreeBSD/RAMディスク - BugbearR's Wiki

FreeBSD/mfs - す部屋

FreeBSD:portsの管理