ノートPCでWindows VistaとUbuntuのデュアルブート
さっそくノートPCにUbuntuを入れて、Vistaとデュアルブートにした。
これは前々からやりたかった!
結構調べてたけど、やはり細かいところで詰まった。
備忘録としてメモ。
パーティションのリサイズ
まず、パーティションをリサイズすることから始める。
最初の状態では250GBのHDDが
C: Windows Vista
D: リカバリー領域
の二つに切られていた。通常メーカー製PCはリカバリー領域が用意されていることが多い。
とりあえず、Windowsは半分くらいでいいかな。
パーティションをリサイズするツールは、UbuntuのライブCDに入ってるGPartedを使った。
GUIでできるので超簡単。
注意としては、間違えたら必ずアンドゥで戻すこと。
手動で戻したら適用するときにその分時間がかかる。
Ubuntuのインストール
Ubuntuを以下のページの
日本語 Remix CDのダウンロード »
からダウンロードしてCDに焼く。
Ubuntuの入手 | Ubuntu Japanese Team
そしてCDをノートPCに入れて起動。一番上を選択。
起動したらデスクトップのアイコンからインストールスタート。
パーティションは以下のようにした。
/dev/sda1 130GB (VistaのCドライブ) /dev/sda2 8GB (Vistaリカバリー領域) /dev/sda3 30GB ext3 / /dev/sda5 30GB ext3 /home /dev/sda6 3GB swap
注意点として、ブートローダのインストール時に
「Advance...」を開いてブートローダの設定を変え、GRUBのインストール先としてubuntu の /boot パーティションのデバイス名を指定する
今回はUbuntuを /dev/sda3 にインストールするので、これを指定。
ここをミスするとGRUBがMBR(マスターブートレコーダ)にインストールされてしまい、
Vistaが起動しなくなっちゃいます。
参考:vistaマシンにubuntuをデュアルブートする方法 (備忘録)
(2009/07/08追記)
今日間違ってMBRにGRUBをインストールしたけどVistaを起動できた(汗)
でもMBRを元に戻すには非常に面倒なので、Vistaを使い続けるならMBRは極力いじらないようにしたほうが良い。
Ubuntuの設定
インストールが終わったら再起動するかそのまま使い続けるか聞かれるので、「そのまま使い続ける」を選択する。
続いてブートイメージを保存する。
端末を起動して、GRUBをインストールしたパーティションの先頭512バイトをブートイメージとして保存する。
sudo dd if=/dev/sda3 of=ubuntu.pbr bs=512 count=1
ddはファイルを変換・コピーするコマンド。
ifで入力ファイル(ここではディスク)を指定している。
ofで出力ファイル。
bsでブロックサイズを指定する。ここでは512バイト。
パーティションの先頭512バイトにはブートに関する情報が入っている。
countでコピーするブロック数を指定する。ここでは先頭512バイトだけなので1。
コマンドを実行すると、カレントディレクトリに ubuntu.pbr ができているはず。
これをVistaに持っていく作業を行う。
いろんなサイトを見てみたけど、USBメモリに入れて移動させる方法が多いみたい。
でもUbuntuからVistaのパーティションをマウントできるので、直接入れることにした。
パネルの「場所」からマウントする。そしてCドライブ直下に ubuntu.pbr を移動する。
再起動する。
Vistaの設定
再起動したらVistaが自動的に起動する。
Ubuntuはちゃんとインストールされてるのであせらないこと。
コマンドプロンプトを右クリックメニューで「管理者として実行」で実行。
参考: Windows VistaとUbuntu 7.10をデュアルブート
以下のコマンドを順に実行。
上記サイトにはコメント欄にあったけど、まずこれを実行しないとエラーが出る。
bcdedit /create {ntldr} /d "Ubuntu 8.10"
bcdedit /copy {ntldr} /d "Ubuntu 8.10"
ここで{xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx}が出てくるのでコピーしておく。
bcdedit /set {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx} device partition=C:
bcdedit /set {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx} path \ubuntu.pbr
bcdedit /displayorder {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx} /addlast
設定した内容は 単にbcdeditと入力すれば表示することができる。
一番最後にある「WindowsレガシOSローダー」という項目に書かれている。
完了!
再起動してメニューが
Windows Vista Ubuntu 8.10
になってたら成功。